悪意とは
成宮寛貴さん、引退されたんですね...。
相棒など見てました。最近胸きゅんしてた俳優さんだったのでとってもショックです...。
薬物疑惑から始まった今回の騒動ですが、成宮さんは検査を受けても陰性だったとのことで、決定打になるような情報は出てきていません。
それでも、こうして仕事を辞めてしまう(もちろん成宮さんの意思もあったのでしょうが)というのは何だか空恐ろしい感じがします。
一般ぴーぷるに真実の程は定かではありませんが、本当に疑惑であったとしたら、社会的な地位やキャリアを黒く塗りつぶされて消されてしまったような、そんな悪意を見た気分です。
悪意といえば。
最近読んでた本で、中野京子さんの『怖い絵』 。
色々な意味で「怖い」絵がたくさん出てきます。中でも、一番最初に取り上げられているドガの踊り子の絵。
バレエダンサーの衣装はとっても綺麗で繊細な絵ですが、その当時の時代背景、踊り子の地位の話を知って見てみると。
現代から見れば差別的で、人間を商品のように売り買いするような、そんな悪意が、まるで当たり前のように綺麗に描かれている。
絵を見るにも色々な視点がいるなぁと思ったのです。
世の中にはきっと色んなところに悪意が、ひそんでいるんでしょう。
でも一番怖いのって、そんな悪意は私自身の中にもあるってことですよね。